メリークリスマス!


2024/12/15  日曜日

ギリギリまで抑えた逃避行動が何の脈絡もなく噴出する、まだ余裕のある段階で息抜きをしておけばいいのに、 間に合わなくなってから開き直るように遊び始める悪癖が治せない。 昨日も土曜くらい夜ナベして作業しようと思っていたのに、0時を回ったあたりで正常な判断力を失ってしまい、謎の自己弁護に成功して 『16bitセンセーションAL』を一気見してしまった。 退屈しない良いアニメだった。 痛くてうるさくて悪ノリするしクリエイター倫理も危ういけど温かく見られる良い主人公だった。 自分の物語を実況しちゃう(ある意味メタい)主人公は苦手だけど、コノハちゃんのパーソナリティがそれを吸収し得るものだったので今回は何の文句もない。 コノハちゃんも大概モノマネされる側でしょう。 主人公は普通にオタクの擬人化(?)だと思っていたので新視点に驚かされたセリフが、 〝コノハみたいなイタいオタも、美少女ゲームがあったおかげで、こういう属性なんですよ~テヘ~みたく??して生きられるし、頑張れるんだよ〟(2話) で、いやそれどうなんでしょう……と思いつつ、 一人称が変わる(変えられる)ところでちゃんと脳を焼かれてしまった。失ってわかる大切なもの。いい主人公、「おもしれー女」でありつつ、視聴者ひしに氏にとっての「美少女」になっていた。 ふわりと現れて物語をぐんぐんドライブしていく〝コノハちゃんは天使〟だった。ということですか……? とにもかくにもコメ付きで観たかった。 ずっと"美少女ゲーム"の呼称でいくのかと思ったら、まるで何かの監視の目から隠れるようにこそこそと"エロゲー"呼びを織り交ぜてて、それはいいけど (追記)お風呂でぐるぐる考えていたんですが、まさかおたくの時代って「美少女ゲーム」の方がスタンダードだったりする……? 失礼なこと言っちゃったな…… コノハちゃん現代パートでも「美少女ゲーム」呼びだったから先入観が。 でもエロゲの話であることを忘れかけてしまってたのは呼称だけの問題じゃないような。 なんちゃってSFになってからも面白かったけど、自分が求めていたものは原作漫画にありそう。 大して関係ない話。 一応だけど、一応だけどゲ製サークルに身を置いているせいで、ゲ製アニメの話を投げることに謎の気恥ずかしさ・気まずさを覚えてしまったりする。 いや、内容に関してではなくて、関係ない所に連想?が繋がってしまうのが快適じゃないという話で、自分の話でなくアニメの話を今してるんだよ、っていうのを双方解っているにも関わらず、その共通点のせいで頭の中でどうしても意識が向いてしまうノイズに疲れる。 サッカー少年団の子たちとか、ニュートラルに『ブルーロック』の話できるんだろうか。 むしろ悪意を持って扱われてそう。他人を傷つける道具になってそう。 知らない漫画のキャラ名が自分の蔑称になっているところまで想像できる。スポーツ少年団……………… 推理研でも去年春に〝離島〟に行ったんですが、そのシチュエーション自体がこっそりくすぐったかった。ミス研、沖合いXXkm、連絡船は一日X便、──誰もそう言わなかったのが奇跡。 でも楽しかったです。本当に。また連れて行ってください。今度は酔い止め持って行きます。 閑話休題です。 ちゃんと感想をこねる時間がない……これから『少年検閲官』のレジュメをしたためなければならない。今年の総決算としてホンキのレジュメを書くんだ。お茶菓子も奮発した。 全員北山のファンチ ファンになってほしい。 法月綸太郎の解説が他作品へのいい導線になるはず。 あ、あと『16bitAL』、"でじこビル"が大写しになるところ、流石にグッと来ましたね。 萌えをたばね包み込んだ萌え、でじこ様 ワンダフル版デ・ジ・キャラットは以前YouTubeで無料公開されていた頃に一気見した。 いま本当に配信ないですよね。なんとかしてほしい。 クリスマススペシャル、いきなり季節感真逆のクルーズ船から始まるのも面白いけど、でじこ一行が帰宅するなり四畳半?の部屋に蛍光灯がともるEDラストシーンがすごく胸を締め付けてくる、というか辛くなる。 最初は単に意地悪な演出だなと思っていたけど、 どうして「華金」ではなくて"踊ろよSunday"なのかも含めて、最近少しずつ腑に落ちてきている。 この年で駄々捏ねるのも恥ずかしいながら、週末はやっぱり短いと思う。 金曜午前から余すとこなく週末を吸い尽くしてやろうと虎視眈々狙ってはいるけどやっぱり少しも長くならないです。必死になってるこちらが意地汚いのかな、とすら思えてくる。 人生の5/7の自分を死人扱いしているくせに土日何かできるでもなく……。 それに、仮にどれだけ自由な・充実した・安らかな週末を過ごそうとも必ず月曜日は来るわけで、 それを認めた上での"萌える蜃気楼"への態度が問われているのかと思います。 歌詞には、シビアな現実を思わせる単語がところどころにあって。 現実へ帰るときの痛みを恐れるあまり、虚構へ全身で潜り込むことに臆病になってしまう我々を、『PARTY NIGHT』はちゃんと捕捉してきていて、痛いものは痛いしそれは避けられないけど、 "日曜日が毎日"じゃないけど、だからって現実の自分から完全に切断された心を用意する必要はなくて、 つまり金曜日や土曜日の没頭ではなくて、日常に帰らざるをえない翌日を控えているところでできる"ノリノリ"ってどんなものなのか、でじこ様はそう問うているのではないでしょうか。 蜃気楼のように消えてしまう萌えアニメ観ではないというか…… それでもやっぱり日曜夜はどん底のぞこになる。 明後日(もう明日か)盛況だったら来年『オルゴーリェンヌ』もやりたいな。張り切って頑張ります。 
『ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット第15話』物理トリック

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